朝ごはんをしっかり食べると痩せる説...はどうやら効果なし?

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  • author Ed Cara - Gizmodo US
  • [原文]
  • 岩田リョウコ
朝ごはんをしっかり食べると痩せる説...はどうやら効果なし?
Photo: Shutterstock

りんごダイエット、夜ご飯抜きダイエット...いろんなダイエット法がありますが、朝ごはん食べるダイエット法は?

朝ごはんは1日で一番大切な食事って聞いたことありますよね。でもどうやら実はそうでもないみたい...。しかも朝ごはんをしっかり食べた方が痩せるとも言われてきたのに、どうやらそれも、ナイみたいです。

ダイエットは期待できないけど体にはいいよ

研究によると、毎日ちゃんと朝ごはんを食べることでカロリーを減らしたり、体重を減らすという効果は見られなかったとのこと。さらには、朝ごはんを食べないほうが、若干お腹を引っ込められることをわかったそう。もちろん、朝ごはんを抜くより健康的な方法で痩せた方がいいのは当然ですが...。

でも朝ご飯を食べることは特に若い人にはいいことなんです。研究によると、健康的な朝ごはん(果物、野菜、穀物系)を日常的に食べている子供やティーンは学校でも頭が冴えるそう。保健機関やお医者さんも同じようなことを推奨していて、健康的な朝ごはんを習慣にすることで肥満を防げるとしています。

朝ごはんの影響を知るためのデータがまだ足りない

この奨励の考え方はとってもシンプルで、朝食べると新陳代謝が早まり、お腹がすごく空いたり、朝以降のご飯を食べ過ぎたりということを防いでくれるということ。研究結果もあるのですが、こういう研究は、「朝ごはんを食べる」「朝ごはんを食べない」といった二つの間接的な関連性の観察のみに基づくことが多いのです。しかし、ここ数年はランダム化比較試験で研究観察が行なわれ、朝ごはんを食べた方がと痩せるという結果は得られなかったということです。

「問題は朝ごはんを食べる人は食べない人とは違うということ。なので、観察研究の問題は朝ごはんがいいか悪いかではなく、その個人のライフスタイルや健康、食事の選択の仕方などが体重にどう影響しているかなのです」と説明してくれたのはオーストラリアのモナッシュ大学の疫学者Flavia Cicuttiniさん。

Cicuttiniさんの研究チームはこのテーマのできる限りの臨床試験を探し出し分析しました。アメリカ、イギリス、日本で1992年から2016年の間におこなわれた成人で様々な体重と体のタイプの500人以上の被験者を研究した13の臨床試験を分析。その中のいくつかの臨床試験では、朝ごはんを食べるか食べないかがどのように体重に影響を与えているかや、朝ごはんがその人の1日のカロリーにどう影響するかなどが含まれていました。

朝ごはんを食べる人たちは、1日に260キロカロリー余分に摂取し平均で約0.44キロ増加していることがわかりました。一番重要なのは、朝ごはんを食べる人の新陳代謝が良いことや朝ごはんを食べるとその日朝ごはん以降の食事の量が減るというの証拠は見つからなかったのです」とCicuttiniさんは語っています。

しかし、今回の発見を確定として欲しくはないとのこと。その理由としては、まず調査した臨床試験の証拠のクオリティが高くはないとみなされているからだそうです。臨床試験研究のいくつかは朝ごはんを食べているか食べていないかわからないボランティアを対象にしているから。そしてボランティアから得た結果を測定・計算したほとんどのリサーチャーは盲検していない調査だったからということも原因だそうです。Cicuttiniさんの研究チームは使用した臨床試験結果はバイアスのリスクが高いと考えているそうです。Cicuttiniさんは、これに関して確証を持つにはもっと大きく、クオリティの高い臨床試験でのリサーチが必要だと話しています。

結局、朝ごはんを食べて痩せるという証拠は見つからなかったけれど、だからと言って朝ごはんを食べない方がいいという確証はなし、ってことですね。まぁその人の動く量とかライフスタイルによると思うんですけどね。もうちょっとリサーチしていただいて、ハッキリしたら実行してみたいですね。

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