カナダ発:ロシアから持ちこまれた違法ヒル5,000匹の謎

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  • author Bryan Menegus - Gizmodo US
  • [原文]
  • 岡本玄介
カナダ発:ロシアから持ちこまれた違法ヒル5,000匹の謎
Image: Pixabay

ヒルなんです~♪

世の中には、飛行機でいろんなモノを密輸しようとする人たちが後を絶ちません。カナダでは、なんと5,000匹もの外来種のヒルが見つかり、そのうち3,950匹が関税で立ち往生しているのだそうです。

このニュースはNATIONAL GEOGRAPHICが先週伝えたもの。奇妙な事件は昨年10月、トロント・ピアソン国際空港にて、とある男がカバンに大量のヒルを所持しているのが見つかったことから始まりました。

詳細は公開されていないものの、今のところこの真昼のミステリーは、答えよりものほうが多いというのです。

誰が何千ものヒルを輸入しようとしたのか、そしてその理由は?

現在、疑惑のヒル入り荷物についても、彼の動機についてもわかっていません。持ち込んだ人物が”彼”であり、ロシアからやってきたこと以外は

なるほど、では13.7kmを飛んできた何千ものヒルは、どこに保管しているんですか?

彼はカナダ国境サービス庁の、ビーグル犬に引っ掛かったと伝えられています。カバンから妙な臭いがしたのでしょう。カバンには「何百もの容器」に小分けされたヒルが、ただ突っ込まれただけでした

彼はトロントへ飛んでいたんですよね

そのとおりですよ?

トロントへ飛ぶロシア西側の国際空港ってベルゴロドにあって少なくとも16時間はかかりますよね。長時間のフライトなので、隣りに座った人から「ちょっと、アンタの荷物、ヒル臭いよ?」とか言われなかったんでしょうか?

ロシアの国際線について妙にお詳しいですね。ですが、ええ、そうだと思います

3,950匹のヒルを見つけたとき、なんて言ったんですか?

5,000匹です

何ですって?

当初は5,000だったんです。ロイヤルオンタリオ博物館は、それらのうちの50匹を引き取ることに同意しました。そしてアメリカ自然史博物館が、さらに1,000匹を持っていきました。まぁ、ヒル男は5,000匹のヒルを自分の荷物に忍ばせて、違法に輸入したのは間違いありません

それらは誰かがずっと座ったまま、手作業で数えたのでしょうか?

我々は、カナダの環境気候変動センターに同じことを尋ねました。まだ返答がありませんが、おそらく誰かが5,000匹のヒルを1匹ずつ数えて目録を作るという、非常に退屈な仕事をしたと思われます

もしあなたが5,000匹のヒルに遭遇したら、なんて言いますか?

NATIONAL GEOGRAPHICによると、男性は「自分の所有するヒルは個人的な用途のためであり、ヒルから出た水を育てている蘭の肥料にする予定だった」と主張したのだそうです

ではその彼がロシアで何千ものヒルを集めている間、誰が蘭の世話をしていたのでしょうか?無責任な園芸のやり方ように思えます。

ほかに聞くことないの? それとも私の時間をムダにしたいだけですか?

ヒルには何らか価値がありますか、それともこの男は、本当にヒルが大好きなのでしょうか?

National Geographicによると、ヒルは1匹約10ドルの価値があるそうですが、彼らが言う様に人々が価値を見い出せば、何にだってそこに価値が生まれます。しかし、カナダでは病院で使うのに必要なヒルは年間500から1,000匹程度なので、大した儲けにはならないでしょうね。

発見したビーグルに昇給はありましたか?

カナダ国境サービス庁からは、犬の名前も性別も明かされていません。ビーグルにご褒美があったかどうか、我々も聞いているところです

情報は以上でしょうか? このヒル事件についてこれ以上知ることは出来ないのでしょうか?

難しいところですが、環境気候変動センターの関係者は、National Geographicに対し、ヒル男は来月、法廷審問に召喚されると話したようです。


カバン一杯のヒルなんて見つけた日にゃ、誰もがひるんでしまいそうですよね。しかし蘭を育てるためにヒルですか……本当なんでしょうか? 真の目的は、その法定審問で明かされるかもしれません。

Source: National Geographic

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