待ってた満足度。ShureのBluetoothケーブル「RMCE-BT2」レビュー

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待ってた満足度。ShureのBluetoothケーブル「RMCE-BT2」レビュー
Photo: Alex Cranz(Gizmodo US)

MMCX対応イヤホンのワイヤレス化ならこれ一択かも?

去年10月、高音質イヤホンに定評のあるShureから、手持ちのMMCX対応イヤホンをワイヤレス化できるBluetoothケーブル「RMCE-BT2」が発売されました。米GizmodoのAlex Cranz記者がその使い心地をレビューしてます。



Shure RMCE-BT2 Bluetooth 5.0ケーブル

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Photo: Alex Cranz(Gizmodo US)

これは何?:MMCXヘッドホン用Bluetoothケーブル

価格:150ドル(日本価格だと2万円強)

好きなところ:本当にちゃんと使えるところ

好きじゃないところ:バッテリーがぶらぶらしてマヌケなところ

年1回かそれくらい、同僚のAdam Clark Estes記者が「ほんとにすごいヘッドホン/イヤホン見つけた!」って言ってきて、ヘッドホン愛のある私は試さざるを得なくなります。たいていは彼の言う通りなんですが、それがヘッドホンじゃなくイヤホンだった場合、私のお財布がただ軽くなって、後悔だけ残るのがつねでした。他人のイヤホンを借りるのって私はすごい抵抗があるので、勧められた場合は自腹で買って試すしかないからです。

つまりイヤホンとはパーソナルなものなんです。誰もがそれぞれ違う耳を持っていて、誰かにとってフィットするイヤホンでも、私には合わないかもしれません。だからインイヤーモニター、なんてもったいぶった名前の要するに耳の穴につっこむイヤホンの高級なやつ、も市場が広がってるんでしょうね。いろんな種類があるので、自分の耳に合っていて音も好きっていうものをきっと見つけられるはずです。

万一出来合いのイヤホンで耳に合うものを見つけられなかったら、耳に合わせて成形できる、カスタムモールドイヤホンという手があります。ただ今のところ、良いと思えるワイヤレスイヤホンの中では、カスタムモールドのものがありません。Adam記者が絶賛していたJabra Elite 65Tは(音はすごく良いんですが)カスタムモールドじゃないし、AirPodsはフィット感も音もひどいんですが、使い勝手はすごく良いです。ワイヤレスイヤホンに関しては、フィット感は妥協しなきゃいけないのか…と思えてきたところでした。

MMCXコネクタのイヤホンならどれでも使える

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Photo: Alex Cranz(Gizmodo US)

でもShureの最新Bluetoothイヤホンケーブル「RMCE-BT2」(お値段は150ドル/日本のAmazonでは2万293円)がその状況を変えてくれました。Shureのイヤホンといえば、比較的手頃なSE215とか、ちょっと音がきついかもしれないけど精確なSE535、サイズが大きいけど音は完ぺきなSE846といろいろありますが、イヤホンとコードをつなぐプラグは全部同じです。そのプラグ「MMCXコネクタ」は、Shure以外のいろんなイヤホンでも採用されてます。Campfire Audio、Westone、Massdrop、Ultimate Ears、Fenderだって、みんなMMCXケーブルのインイヤーモニターを作っています。使っているケーブルが古くなったり、もっと高級なケーブルに換えたくなったときは、新しいMMCXケーブルに交換可能です。

MMCXイヤホンにつなげられるBluetoothケーブルはこれまでにもいくつかあり、Shureの前モデル(今も100ドル、日本でも1万2000円弱で買えます)もそのひとつなのですが、今までのは全然使えませんでした。接続は不安定だし、Bluetooth通信機能とかバッテリーの入ってる部分が変なところにあるので着けにくいし、音もひどくて散々でした。私はこれまで、安定のShure SE215をワイヤレスイヤホンに生まれ変わらせるべくいろいろ試してきましたが、それにふさわしいケーブルを見つけられずにいました。

なのでShureから新しいBluetoothケーブルが出たと聞いても、私は半信半疑というか、むしろ疑いしか持ってませんでした。一見、RMCE BT2は先代と同じくらい残念そうに見えたんです。バッテリーがケーブルの下のほうでぶらぶらしていて、そこに充電用microUSBポートと、服にくっつけるためのクリップが付いているデザインです。

想像以上にストレスフリーな使い心地

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Photo: Alex Cranz(Gizmodo US)

このバッテリー部分がネックレスにひっかかったり、そのせいでイヤホンが引っ張られて外れたり、そうじゃなくても全体的にうっとうしそう…と思っていたんですが、これまで数週間使った感じでは大丈夫です。クリップを服に付け忘れたこともたくさんあるんですが、それでも大丈夫です。といっても他のMMCXケーブルほど快適じゃなく、ケーブルを耳にしっかりひっかけておかないと、バッテリーの重さでイヤホンが下がってきます。それでも、これまで使ってきたBluetoothケーブルより良かったです。

あとはバッテリー部分より少し上のほうに、操作部とマイクモジュールがあります。マイクは完ぺきで、電話のときは相手に自分の声(と周りの音も)がよく通りました。真ん中のボタンでは再生・一時停止の切り替え、ヘッドホンのオン・オフ、ボイスアシスタントの立ち上げといったことができ、これも使いやすいのですが、Siriの立ち上げのときは若干の遅延がありました。ボリュームボタンもちゃんと機能します。今まで私が使ってきたいろんな高級MMCXケーブルでもなかなかこうはいきませんでした。

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Photo: Alex Cranz(Gizmodo US)

ただ操作部に青いライトがあって、ヘッドホンがオンの間点滅するんですが、これが明るすぎるのがやや気になりました。夜にタクシーに乗ってたりすると後部座席全体がぴかぴか照らされて、ライトを服の下に隠したくなるくらい明るいです。

Blootooth5.0が搭載され、接続性の問題はなし

でもなんといっても最大のポイントは、Bluetoothの力強さです。先代はBluetoothのバージョンが4.0だったんですが、今回5.0が搭載され、それが盤石の接続性につながっています。大きく開けた公園なんかでも音が乱れたりしません。RMCE-BT2は対応コーデックも幅広く、音の精度の高いaptXにも対応しています。Bluetoothで飛ばす音なんて有線に比べたら全然、って人もいるかもしれませんが、私としてはまったく問題ありませんでした。このケーブルの目的は、ヘッドホンをよりポータブルにして電車でもジムでも使えるようにすることなんで、そこさえしっかりしてればまずはいいんじゃないかと思います。

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Photo: Alex Cranz(Gizmodo US)

150ドルという価格は、あと10ドル足せばAirPodsが買えるくらいなので、高すぎと思う人もいると思います。でもAirPodsの音は、このケーブルが使えるヘッドホンの音に比べたら電車の駅の構内放送みたいです。RMCE-BT2があれば、手持ちのイヤホンを快適にワイヤレス化できます。音を重視して有線イヤホンを使ってた人が待望してきたものが、ついにやってきたって感じです。

まとめ

・MMCXコネクタのあるイヤホンなら、どれでもつなげられます。

・他のMMCX対応Bluetoothイヤホンケーブルのどれよりも、ちゃんと機能してます。

・バッテリー部分の見た目はマヌケですが、うっとうしさはそこまでじゃないです。

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