隠してるつもりでも、バレてます。
血液型、星座、手相など、世の中には数々の性格診断があります。「でも結局は非科学的な占いでしょ」なんて思っているみなさま。これからはAIがあなたの性格を丸裸にしてしまうかもしれません。
IBMが開発するAIによる性格分析ツールの話題が、WebメディアMugendai(無限大)に登場していました。これまでの占いとはまったく違う、科学的なアプローチによる性格分析だそうなのですが…。
文章から性格分析。重要なのは「何を書いたか」ではなく「どんな書き方か」
IBMが「性格分析ツール」として開発を進めているのは、同社のコグニティブ技術であるWatsonのAPIの一つである「IBM Watson Personality Insights」。その仕組みは、文章を解析して性格を推定するものだそう。
何といっても興味深いのが、性格分析に重要なのは「何を書いたか」ではなく「どんな書き方か」である点。実は10年ほど前から、「文章と性格には相関関係がある」とさまざまな研究から明らかになっているんですって。
今回の開発では、許可を得た人のTwitter上の書き込みを解析したそうですが、いわゆる「裏アカウント」を持つ人も、通常アカウントとほぼ同じ性格である診断結果が導き出されたそうです。そこのあなた、バレてますよ…。
研究者である上條浩一さんは、Personality Insights並びにAIによる性格分析の未来について以下のように語っています。
性格分析」は「占い」などの類ではなく、統計的に根拠のあるものだという理解が広がっていき、ロボットなどの技術と組み合わせ、高齢化などの社会課題の解決に貢献するようなイノベーションを起こしていきたいです。
IBMではこの仕組みを単なる性格分析ツールとして終わらせることなく、性格によるビジネスパートナーやチームビルディングのマッチングサービスなど、ビジネス面での展開も想定しているそう。
他にも「『僕』を多用する人は好奇心が強い」、「ひらがなを多用する人はおおざっぱ」など、AI好きも占い好きも楽しめる続きは、Mugendai(無限大)よりお楽しみください。
Source: Mugendai(無限大)