肉眼で見えなくなっても、どこまでも別れを惜しみたいアナタへ。
冬空が広がるこの頃。ギズモード編集部員の西谷くん、今日は久しぶりに女の子とデートだったようです。そんなデートも終わりを迎え、帰り際、別れを惜しみながら見つめ合う2人。
その瞬間、西谷くんはネットで「デートのラストは、帰宅する彼女が見えなくなるまでお見送りするべき。好感度がグッと上がるよ!」という情報を得ていたことを思い出します。

すると西谷くんは、突然ニコンのカメラ「COOLPIX P1000」をカバンから取りだしました。一体何ごとですか? いまから野鳥、撮るの?
「違うんです。P1000の超望遠レンズを使って、彼女の顔が見えなくなるまでお見送りしたいんです」
ちょっと待って、一体何を始めちゃうんですか…?
光学125倍ズームで帰宅する彼女をお見送りするってどういうこと?

視力が2.0ある人ならば、50~100m先の彼女の笑顔をキャッチングできます。でも西谷くんは違うみたい。
「50m先なんて走れば7秒とか8秒で超ご近所じゃないですか。こういうときは、ガジェットのチカラを借りて、見送りのハイスコア=最大距離を目指すべき!」
ご存じない方にご説明すると、COOLPIX P1000は今世紀最長の超望遠力を持ったコンデジなんです。光学ズームは125倍でフルサイズ換算24-3000mm域をカバー。さらにダイナミックファインズームで最大250倍、電子ズームを併用すれば最大500倍・約12000mm相当の焦点距離が可能です。"いちまんにせん"ですよ、いちまんにせん。
この性能をフルに生かし、人体のポテンシャルを遥かに凌駕する能力を手にいれてデートに活用するとは。ギズモード編集部員はこれだからモウ。
消失点までの距離もわからなくなる一本道、最大で何kmまで見送れるの?
しっかし、ほんと、COOLPIX P1000を使ったらどこまでお見送りできるんでしょうね。サバンナでライオンを見つけられるマサイ族クラスの視力が手に入るんだろうか。早速、彼女は帰路へとつき始めます。
さあ、西谷くんは一体どれくらいの距離まで彼女を見送ることができるのでしょうか?
まずは1cmから:1円玉の半径

「あとでLINEするね」とレンズからわずか1cmのところでファーストばいばい。

ってこの距離だったらカメラ通すなよ! COOLPIX P1000は広角端ならレンズ先1cmにもピントが合うマクロ性能を持っているけどさ! あれ、コンタクトレンズも写っちゃうレベルなの!?
10m先でばいばい:テニスコートの横幅

普通だったら10mくらいの距離でラストばいばいになるはず。いや、もうちょっと先までばいばいし続けるかな?

50m先でばいばい:初代ゴジラの全長

レンズの焦点距離はすでに650mmとエゲツない数字になってますけど、西谷くんは元気です。

眼でみるとかなり遠くになり、小さくなってきました。でもCOOLPIX P1000の液晶モニタを見ている西谷くんは笑顔。
さらに3000mmならこんだけ顔に寄れます。別れを感じさせない、弾ける笑顔です。
100m先でばいばい:ウサイン・ボルトが9秒58で走る距離

背景のボケが強くなってきて、立体感がでてきました。1300mm域のレンズをつかうポートレートなんて聞いたことないですけどね。こうなるんですね。
さらに3000mmだと背景のボケがより際立ちますね。

距離にして100m、ウサイン・ボルトなら走って9秒58かかります。一方、P1000のズームなら約3秒でこの顔をとらえちゃうんですよ。ってことはウサイン・ボルトがP1000を持ちながら激走したら…いや、なんでもないです。
250m先でばいばい:六本木ヒルズの上から下までとほぼ同じ

やっとこさ、3000mmで彼女の全身を捉えることができました。西谷くん、おめでとうございます。
その距離は六本木ヒルズの上から下までと同じ。そう言われると上界と下界的な格差を感じますけど、そんな垣根をも越えてしまうのが愛ですよ。
え?
まだやめないの? 頑張るなあ。愛だなあ。
500m先でばいばい:山手線の日暮里〜西日暮里駅(山手線の最短区間)

光学125倍の3000mm域でまだまだ見えますね。距離にすると、山手線の最短区間(500m)である日暮里〜西日暮里駅と同じ。
「ここでさらにズームイン! とかくデジタルズームは嫌われがちですけど、COOLPIX P1000は意外と粘ってくれるから!」
見送りの最大距離はいかに!? 〇〇km先でばいばい

もう、誰もいません。でも西谷くんは笑顔で手を振り続けています。さすがにもう、見えないんじゃない? ココロの目でしか見えてないんじゃない?

「彼女は確かに、そこにいるんです!」
"そこ"というか、ずーっと、ずーっと先だけど、確かに手を振ってくれているのはわかる...! そして数km先までまっすぐの道なのですけど、街路樹やその他のオブジェクトで見通せる最長距離が1kmでした。もしかしたらもっとスコアを伸ばせたのかもしれませんが、それでも10231mmの焦点距離のスゴみたるや。
1kmっていうと、なんと有楽町駅から新橋駅までの距離と同じです。ええ、一駅分ですよ、一駅分! お見送りの概念を変えてしまいましたね。将来的にはお見送りの距離で想いをアピールするみたいな時代がきたりして。向こうからは何にも見えてないんですけど。
しかしアートですよね。寒い日だったのに空気の層が光を歪める1km先でも、お互いの気持ちが通じ合って手を振りあっているって、とてつもなくアートです。画的にも、なんというかこう油絵感ありますし。超望遠ズームから究極の愛=アートという結論が導き出されるとは予想外。
西谷くんは三脚をたたみ、満足げにこの場を去りました。
見送りだけじゃありません。思い出もきっちり残せます
1人の帰り道、西谷くんはCOOLPIX P1000で撮影した写真を見返します。デート中も彼女のベストショットを撮りまくっていたようですね。
「どら焼きを食べてベンチで一休み。この何気ないけど、幸せな時間のために僕は頑張れるんです!」
COOLPIX P1000はズバっと抜けた超望遠力を持っただけではなく、日常的に使う焦点距離でも、キリリっとした写真が撮れる万能デジカメなんですよね。
眼の前にいるときには広角にしてパチリ。彼女と離れていても近くても、COOLPIX P1000ならお好きな距離でパチリ。

デートの記憶を胸に、彼女への思いを馳せる西谷くん。いつのまにか空も暗くなり、一人夜道を歩きます。
そんな時、ふと見上げると月が。思わずCOOLPIX P1000を取り出した彼は、月を撮りながら心の中でこう呟くのでした。
「月が綺麗ですね」
日常も、非日常も、帰ってきた日常も、COOLPIX P1000なら捉えられる

現在はスマホで写真を撮る人が大半です。確かにスナップ撮影用としてスマホはとても優れたカメラですよね。でも、だからといってほかのカメラを使わないという理由にはなりません。
またスマホでは撮りにくい世界があるのも事実です。特に望遠域での撮影は苦手&苦手。2カメ、3カメ積んだハイエンドスマホでも、光学のままいけるのは50mm前後とかですから。
だからこそ、マクロも望遠も標準域(24-100mm)の超ズーミングもなんでもござれなCOOLPIX P1000の存在価値が高いのです。一眼デジカメで同じことをしようとするといくつものレンズを持ち歩かねばなりませんし、レンズ交換の手間もかかりますし、それでも光学3000mmなんて夢のまた夢。
日常も非日常も撮れるデジカメがCOOLPIX P1000。そして、非日常から日常に帰ってくるときもCOOLPIX P1000なら思い出に残る写真が撮れるのです。
Source: ニコンイメージングジャパン