Bose Home Speaker 500レビュー:音は良いんです。音は

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  • author Adam Clark Estes - Gizmodo US
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Bose Home Speaker 500レビュー:音は良いんです。音は
Image: Adam Clark Estes/Gizmodo US

値段の高さに見合う機能があれば…。

スマートスピーカーも、ワイヤレススピーカー同様に日増しに成長しています。でもBoseの新しいスピーカーは、音の面では確かにBoseらしい素晴らしさを発揮しているようですが、それ以外の面では不満の残る結果になったようです。米GizmodoのAdam Clark Estes記者がレビューしました。


最初は良いアイデアに見えなかったんです。Boseの「Home Speaker 500」は、Alexa対応の小さいスクリーン付きワイヤレススピーカーで、「どんな部屋でも素晴らしいステレオパフォーマンスを発揮する」という謳い文句に、400ドル (国内価格5万760円)という強気の値段でした。現在、1ヶ月弱このスピーカーを使っていますが、不満はいくつかあるものの、確かに音質は素晴らしいです。

Bose Home Speaker 500

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Image: Adam Clark Estes/Gizmodo US

これは何?:Alexa対応のBoseスピーカー

価格:400ドル(国内価格5万760円)

好きなところ:素晴らしい音質

好きじゃないところ:高すぎるし融通がきかない

Echo代わりのスピーカーの中では、Bose Home Speakerがベスト…と言いたいところですが、ほかのすべてのスピーカーを試したわけではないので、無責任になってしまいます。Sonos OneUE MegablastRive ConcertなどのAlexa対応スピーカーは試したので、今までならSonos Oneがその中ではベストな音質だと答えたでしょう。Bose Home Speakerはそれ以上に良い音質だと思いますが、総合的にはあまり良いガジェットとは言えないので、それを認めるのは複雑な気分です。

Bose Home Speakerを見て一番最初に気づくのがそのサイズです。高さ8インチ、幅6インチ強とかなり大きく、角や壁際にうまく収まらない楕円形は存在感たっぷりです。

アルミのボディはクールなのですが、正面についた小さなLCDスクリーンがそれを台無しにしています。私が試した限りでは、このスクリーンはアルバムカバーと、スタンドバイモード中に時間を表示することにしか使われません。将来的にはもっといろいろできるようになるかも知れませんけどね。この「将来的には」という言葉は、Bose Home Speaker 500のいたるところで感じる感想です。

良くも悪くも昔をリスペクト

Home Speakerを見るたび、90年代に登場した象徴的なBose Wave Radioを思い出さずにはいられません。でも、それはボーズ博士がワイヤレススピーカーのために新たな形をデザインしたからではありません。彼は2013年に死去しています。そうではなくて、Boseが彼の功績に敬意を払いつつも、Home Speaker 500で少し変わったことをしているからです。このスピーカーは、壁に音を反響させるためにドライバが両サイドにあります。それは良い点ですが、Wave Radio同様の6つのプリセットボタンなど、扱いにくい操作や、ほかのサウンドシステムとの互換性が極めて限定的なことなど、悪い部分もかつてを想起させます。

まず、操作が複雑すぎます。Home Speakerには13個ものボタンがついており、そのすべてがタッチセンシティブなのに、タッチに対する振動や音などのフィードバックが何もありません。なので、探るようにトントンと叩かないと目的のボタンがわからないこともあります。それに、かつてのBoseデザインへのオマージュとはいえ、6つのプリセットはあまり意味がないように見えます。Spotifyのプレイリストをワンタッチで再生できるように設定もできますが、プレイリストを6つも設定しておく必要があるようには見えないし、ボタンがスピーカーの端近くに配置されているので、スピーカーを動かすたびにうっかり触ってしまいました。

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Image: Adam Clark Estes/Gizmodo US

音質は流石のBose

でも、音質は非常に良好です。それだけは間違いありません。並べて比較したところ、私のSonos Oneを圧倒し、作り出される大きなサウンドステージは、似たようなテストをした時のSonos Play:5(大型スマートスピーカー)に近いものでした。Boseスピーカーのベース反応はPlay:5のそれより良くありませんでしたが、そもそもBoseはSonosの半分以下のサイズなので、そこまで期待していません。また、Home Speaker 500のチューニングは心地よいバランスのサウンドを聴かせてくれます。Iron and Wineの「Nake as We Came」のアコースティックギターは実にアコースティックに聞こえますし、KygoとEllie Gouldingの「First Time」のシンセとキックはコンサートホールにいるかのような迫力です。

私のように小さなアパートに住んでいて、家全体に音を届けるのにスピーカーが一つで十分という人には朗報だと思います。しかし、複数の部屋に設置したり、すでに家にあるスピーカーと連携させたいという人にはちょっと難しいかも知れません。理屈で考えれば、Home SpeakerもBose Musicアプリを通じて、Soundbar 500やBass Module 500など、ほかのBose製スマートスピーカーと連携できるはずです。Sonosのシステム同様に、複数のスピーカーをグループ化して、同じ曲を一斉に再生させることができます。しかし現時点では、Home Speaker 500は異なるアプリが必要な先代のSoundTouchスピーカーや、EchoファミリーなどほかのAlexa対応スピーカーとは連携できません。

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Image: Adam Clark Estes/Gizmodo US

ワイヤレスオーディオシステムが閉鎖的になるのは珍しくありません。例えば、Sonosは閉鎖的なエコシステムで有名です。どれくらい閉鎖的かと言えば、Bluetoothを通じて再生することすらできないほどです。一方、BoseスピーカーはBluetoothで再生可能ですし、Boseによれば、AirPlay 2も2019年初めに対応するそうです。ただ、Googleアシスタント機能を追加するかどうかは不明です。

Boseは、過去の製品とHome Speakerの対応に関して実に不透明です。すでにこのユーザビリティ問題は、多くの熱心なBoseファンをも怒らせています

ボタンに関しては、もっと安いガジェットであったなら許したと思いますが、400ドルのスピーカーなら、もっと完璧を期待します。見た目だって完璧であって欲しいのですが、意味のないスクリーンはかなり煩わしいです。Boseがこのスクリーンとボタンを全部取っ払ってくれたら、この素晴らしい音質にもっと集中できたと思います。他スピーカーとの同期に関しては、のちにソフトウェアアップデートで対応してくれるかもしれませんからね。

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Image: Adam Clark Estes/Gizmodo US

ただ、どうしても金額が引っかかるんです。Boseの製品が非常に高度に設計され、非常に高額で売られていることは誰もが承知です。しかしイノベーションという意味で、Boseは遅れをとりだしているように見えます。かつてBoseは、ノイズキャンセリングヘッドフォンでは負け知らずでした。しかしここ数年は、Sonyの方がより良質なヘッドフォンを作ってBoseに優っていると思います。スマートスピーカーに関しては、競争はより苛烈になっています。

400ドルの値段は、大きく割り引いてくれるセールがあれば解決できるでしょう。しかし、Sonos Oneは180ドル(約2万円)な上に、音質でも決して引けを取らないし、遥かに使い方が簡単なので、よほど良いセールでないと厳しいでしょうね。

まとめ

・小さいスピーカーでも大迫力のサウンド

・ほかのBoseスピーカーやAmazon Echoスピーカーと連携できない

・大した意味もないスクリーン

・高い


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