先月地球に落ちた隕石の一部、発見される

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  • author たもり
先月地球に落ちた隕石の一部、発見される
隕石の一部

ちょっと不安だ。

先月、地球に猛スピードで向かってくる隕石が観測されてから数時間後、ボツワナ上空に火の玉が浮かびあがる現象が起きました。その後、ボツワナ、南アフリカ、フィンランドそしてアメリカから集まった研究者たちが、落ちてきた隕石のかけらを発見しました。

6月2日、科学者たちはアリゾナにあるカタリナ・スカイサーベイを使って2018 LAという名の6フィート(約2m)幅の小惑星を発見。その8時間後、隕石は地球に落下しました。ヘルシンキ大学のプレスリリースによると、彼らは6月23日にボツワナの中央カラハリ動物保護区で、この隕石のかけらを見つけたと発表しています。

太陽系を深く理解するために、素材について知りたがっている科学者にとっては隕石そのものが興味の対象。小惑星の構成を知るということは、小惑星採掘に興味を持つ人々にとって、あるいは地球に向かってくる潜在的に危険な隕石の対策を練るうえで、いつか重要になるかもしれません。

ところで、隕石が衝突してきたというのに、なぜほとんど警告がなかったのでしょう。それは、NASAがこういった小惑星を細かくは追跡しないからなんです。

アメリカ議会は2005年、460フィート(約140m)以上の地球近傍天体の90%を見つけて目録を作成するようNASAに要請しました。しかし、当局はこのプロジェクトをきちんと遂行しておらず、まだ3分の1しかできてないとすら報じられています。

また、博学者/物理学者/料理本の著者であるNathan Myhrvold(ネイサン・ミアボルド)さんによる論文は、NASAの広域赤外線探査衛星で取られた小惑星の記録の多くに不備があるかもしれないと指摘しています。

こういった小さな火球が地球に届くことは珍しくありません。つい最近、ミシガン上空でも小さな隕石が爆発したばかりです。もし、もっと大きな隕石が衝突、それも特に人口が密集している地域に落ちてくることを想定すると、我々はまだまだ準備不足なのかもしれません。


Image: PETER JENNISKENS via SETI INSTITUTE
Source: EurekAlert via Space.com, Science Direct, freep

Ryan F. Mandelbaum - Gizmodo US[原文
(たもり)

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