お国を守るため? 半導体企業ブロードコムによるクアルコムの買収、トランプ大統領が阻止

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  • author そうこ
お国を守るため? 半導体企業ブロードコムによるクアルコムの買収、トランプ大統領が阻止
Image: Evan El-Amin / Shutterstock.com

この買収、国家の危機である。

シンガポールに登記上本社を置く、半導体大手ブロードコムがアメリカの半導体企業クアルコムを買収する話が、トランプ大統領の介入によってたち消えとなりました。報道によれば、現地時間で月曜日、トランプ大統領がブロードコムによるクアルコム合併・買収を禁じる大統領令を発令したとのこと。買収禁止の理由は、アメリカの国家安全保障を脅かす可能性があるから。

ブロードコムがクアルコムに提案した買収額は、1170億ドル(約12兆円)。実現すればテック業界最大の買収であり、業界最大手のチップ企業の1つとなるはずでした。買収に関しては、外国投資委員会(Committee on Foreign Investment)が調査を行なっており、いわくブロードコムによる買収は、次世代モバイルテクノロジの生産競争において中国企業に有利に働く&アメリカにて国防に関する通信技術を提供する企業がなくなってしまう危険性があるということ。これが、つまり、国家安全保障を脅かす可能性になるわけですね。

ブロードコムは、この春、アメリカへの本社移転を予定。もともとは5月移転完了予定でしたが、外国投資委員会調査の対策として、4月3日までに移転を完了させようと前倒し変更していました。が、間に合いませんでしたね。今後、クアルコムをめぐって、ブロードコムに次なる一手があるのかは不明。ただ、インテルもクアルコム買収に興味ありとのことで、そっちの実現が色濃くなってきたのではないでしょうか。


Image: Evan El-Amin / Shutterstock.com
Source: Ubergizmo, CNBC

(そうこ)