雑味がなくスッキリとして踏み心地が爽やか~なボッシュの電チャリ
Photo: 野間恒毅

雑味がなくスッキリとして踏み心地が爽やか~なボッシュの電チャリ

すんごくなめらか~

これまで電動アシスト付自転車はラクとかパワフルとか航続距離が売りでしたけど、新次元に飛躍です。もうね、これまで乗ってきた電チャリとはまったく違う「漕ぎ味」。雑味がなくスッキリとして、踏み心地が爽やか、という意味不明のインプレッションをしたいくらい。

ボッシュ(Bosch)は日本ではあまり馴染みのないメーカーですが、自動車業界では様々な部品をメーカーに提供するメガサプライヤーで、なくてはならない存在。いまや自動車はあちこちにモーター、そしてそれをコントロールする制御部品の塊になっていますが、その電装部品を知り尽くしたボッシュが本気で電動アシストユニットを作ったんですよ。

今回ボッシュ電動アシスト自転車を試乗してきましたよ。その結果どうだったかというと、もうね、単気筒エンジンとV12エンジンの差くらいに違った。

電チャリ界のV12エンジン?

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Photo: 野間恒毅

ペダルを踏み込むとドッカーンといかにもモーターでございますよ、アシストさせていただきますよと言わんばかりにパワーで押し出すのがこれまでのありがちな電動アシスト付自転車。

それなのに日本の法規制のせいで、速度がでてくるととたんにナヨナヨとパワーダウンしていって、24km/hを超えるとモーターは完全に沈黙。うええ、ペダル重めええ

ボッシュの場合はペダルを踏み込んでも全然アシスト感がない。あれ、モーターどこ、どこにいったの? 働いている? 本当に? もしかしたら電源入ってないのかしら、とモニターを確認してしまうくらい、アシスト感なし。いや本当にアシストしてないのかもしれない、と一度電源を切ると、うえええ、重ええええ! やっぱりアシストしてたわ! となるわけ。

で、アシストの量は法規制で決まっているのでどこもパワーは同じなのに、この違いがどこからくるかというと、そのきめ細やかさが違うんですよ。ペダルを踏むちょっとの角度、ちょっとの圧力を感知して適正なパワーだけかける。だからいかにも分かりやすい「オレオレ、俺モーター、いま働いてますよ!」という出しゃばり感がない。

これのおかげでオーバーシュートして行き過ぎることもないし、燃費も最高にいいわけです。乗り味はほんとシルキー、上品。なのでV12エンジンみたいに感じたわけですよ。

38kmサイクリングでの実力は?

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Photo: 野間恒毅

実際に山坂道を含む38kmのサイクリングに行ったんですが、疲労感はほぼゼロで夜には新年会に参加できたほど元気。バッテリー残量は5目盛中4目盛、TOURモードで航続距離79kmなので、満充電で100kmオーバーは余裕とチャリも元気。

モードは燃費運転のECO、ノーマルとなるTOUR、パワフルに感じるSPORT、そしてやり過ぎ感のあるTURBOが切り替えできます。

TURBOだとV12エンジンのようなシルキーさはなくなり、ドッカンドッカン、オーバーシュートのある、いかにも電動アシスト付っぽい乗り味です。TVと同じで量販店の店頭で他車と比較したときに負けないように派手派手にした感じ。正直これはサイクリングではほぼ使いませんでした、逆に乗りにくいから。

多用したのはTOUR、そして坂道でSPORTモード。SPORTでもアシスト感は薄いのですが、ギアをホールドしたまま速度を落とすことなく坂道を登っていけます。自分の筋肉をつかっている実感がありエクササイズにはピッタリ。ECOモードもあるけど、これだけ航続距離長いとほとんど使わなくていいかなあ。

航続距離100kmの実力

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Photo: 野間恒毅

実はボッシュの電動アシストユニットは元々アシスト量の高いヨーロッパ仕様として設計、それを日本の法規に合わせて出力を制限、つまりデチューンしているとのこと。だからやたらに航続距離が長いんですね。でもそのおかげで1回満充電すれば、毎日通勤で20km走ったとしても1週間バッテリーが持ちます。もちろんサイクリングで1日100km往復することになっても心配いりません。バッテリーがでかいことはいいことだ!

ボッシュはこの電動アシストユニットをビアンキなどいろいろな自転車メーカーに提供しているとのこと。これからは自転車のアシストユニットにBOSCHの文字が入っているかどうか、チェックしてみてくださいね。きっとのそのなめらかさに驚きますよ。


Source: ボッシュ電動アシスト自転車
Photo: 野間恒毅


(野間恒毅)

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