OnePlus 5T レビュー:とにかく新機能を追加しまくるスマホ業界で健全なスマートフォン
Image: Sam Rutherford/Gizmodo US

OnePlus 5T レビュー:とにかく新機能を追加しまくるスマホ業界で健全なスマートフォン

一応日本語も対応しているらしい。

廉価スマホブランドとして世界的に認知されているOnePlusが、2017年のトレンドを取り入れて改良したスマホを先日発表しました。OnePlus 5もよかったですが、「OnePlus 5T」はさらによくなっている模様。米GizmodoのSam Rutherford氏がレビューしました。


ハイエンドスマホの値上げは制御不能になっています。iPhone Xは1,000ドルから、Galaxy Note8は950ドルです…… どれだけ凄いスマホであっても、電話にそこまでかけるのはいきすぎな気がします。だってよく考えてみてください。うんちの絵文字になりきるためのノッチや、たまに棒人間を書くためのスタイラスペンって本当に必要ですか? そうでもないと思うんです。なのに、いいスマホを手に入れようとしたらそういう機能&いいお値段がついて来てしまうことが多いのも事実。でももう悩むなかれ! OnePlus 5Tはリーズナブルな値段で手に入る、とてもいいスマホに仕上がっています。

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Image: Sam Rutherford/Gizmodo US

OnePlus 5T

これはなに?:6インチのスマホ

価格:500ドル(約5万6000円)

好きなところ:大きくなった画面、ヘッドホンジャック、リーズナブルな値段

好きじゃないところ:microSDスロットがなくて、ワイヤレス充電ができない

OnePlus 5T(以下、OP5T)のお値段は500ドル(約5万6000円)からで、一つ前のOnePlus 5(以下、OP5)から20ドルの値上げとなっています。外見はパッとしないかもしれませんが、悪いわけではありません。正面と背面をガラスにするスタイルが流行っている中、OP5と同じアルミ筐体が引き続き採用されています。本体の大きさをほぼ変えることなく、画面は流行りの18:9のワイド型にアップグレードされたので、画面比率が15%アップ。そして液晶ではなく有機ELなので、黒は真っ黒で色は鮮やかです。ノッチもありません!

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ノッチといえば、OP5Tは顔認証を搭載しているんですが、iPhone Xのような3次元スキャンではなく、フロントカメラ(16メガピクセル)を使った画像認識なので、顔写真で騙せてしまいます。セキュリティレベルは低いですが、それでもよければその認証スピードには満足するはずです。使い始めの頃は、電源ボタンを押してすぐにホームスクリーンに飛ぶものだから、本当に認証してくれているのかわからなかったくらいです。でもカメラの視野から顔を外して電源ボタンを押してみると、ロック画面が表示されたので、要は認証スピードが速すぎてロック画面を表示する間もなかったということ。とはいえ、セキュリティは大事です。ちゃんとしたいという方は、背面にある指紋センサーを使うのがベストだと思います。こちらも認証は一瞬ですよ。

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もう1つの大きな変更点は、デュアルカメラの構成です。OP5は2つ目のレンズで1.6倍ズームを可能にしていましたが、他のスマホの2.0倍ズームに比べると少し物足りませんでした。クオリティもイマイチでしたしね。OP5Tはというと、2つ目のレンズをズームではなく、暗所の撮影に特化させています(なので焦点距離は同じ)。10ルクス(ろうそくで照らされた部屋程度)の暗さになると自動的にレンズが切り替わり、撮れる写真は普通のレンズと比べても実際に違いがわかるくらいの差があります。上の画像はろうそく数本だけで照らされたフルーツの盛り合わせをGalaxy S8とOP5Tで撮ったものですが、OP5Tの暗所レンズのほうが荒くなくシャープで、色も暖かくて鮮やかなのがわかるともいます。もの凄い違いではありませんが、ちょっと暗めのバーやレストランでパシャることが多い方には嬉しい機能です。というわけで、かなりいいカメラに仕上がっているんですが、すべてにおいて優位、とはいかず、他のシチュエーションでの撮影では細部まで捉えるS8のシャープさには及びませんでした。

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OP5TのCPUは、Galaxy S8やPixel 2などのハイエンドスマホと同じSnapdragon 835です。違うのはRAMで、これはなんとS8やPixel 2よりも多く、6GBか8GBになっています。これが何を意味するかというと、より多くのアプリを起動したままの状態で保つことができるので、マルチタスクがはかどるということ。

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バッテリー性能も良さそうです。バッテリーテストでは11時間22分を記録しており、Pixel 2 XLの11時間17分やGalaxy S8の9時間18分と比べても、良い結果だと思います。あと、OnePlus独自のアラートスライダー(iPhoneのミュートボタンを3段階に増やした感じのやつ)も便利です。他にも、デュアルSIMにも対応していますし、同じアプリを複数インストール可能で(インスタグラムで複数のアカウントをもっている方などは重宝しそう)、3.5mmヘッドホンジャックも消えていません。どれもこれもその機能を求めている方には大きなプラスですよね。

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不満があるとすれば、microSDカードスロットがないことと、ワイヤレス充電に対応していないこと。後者に関してはOnePlus独自の高速充電機能Dash Charge(ダッシュチャージ)があれば20分で50%充電できるんだからいいじゃない、とOnePlusが釈明しています。が、ワイヤレス充電は速さじゃなくて置くだけでいいという利便性が売りなのでそれはちょっとお門違いだと思います。それと、Androidのバージョンが現時点で最新の8 Oreoではなく7 Nougatで、2018年の初期まで待たないとアップデートが配信されないのも少し残念です。とはいえ、これらは我慢できるものです。特にワイヤレス充電なんかは値段をあげないと搭載できないでしょうから、正直いうとのその判断は納得です。

でも防水機能はどうでしょうか? これは「絶対欲しい」という方も多い機能です。OnePlusいわく、OP5Tは公式な防水等級を得ていないものの(等級を得るためのコストと時間がもったいない)、ちょっと浸かる程度であれば平気だとのこと。ただ、これを真に受けて万が一水没で故障してしまっても修理はしてくれないと思うので、気をつけてください。

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色々言いましたが、スマホ業界が派手な機能を搭載することに固執している中、OnePlus 5Tは健全さを取り戻させてくれるスマホだと思います。これといって惹かれる外見じゃないのは確かですが、500ドルとは思えないくらい素晴らしいスマホで、特にコスパで言えば一番かもしれません。

まとめ:

・新しいワイドスクリーンは大歓迎(OP5のような、揺れているように見える現象もありません)

・指紋センサーは背面に移動され、ナビゲーションバー(ホームボタンなど)は画面に

・デュアルカメラの二つ目のレンズは暗所に特化していて、良い結果を出している

・顔認証は前面カメラを利用していて、セキュリティーは低いが早い(そういう設計)

・ヘッドホンジャックがあるけどワイヤレス充電はできない

・世界中のGSMに対応している(GSM対応のSIMを入れればどこでも使える)

スペック:OxygenOSベースのAndroid 7.1・6インチ 18:9 フルHD AMOLEDディスプレイ・Qualcomm Snapdragon 835・6GB RAM • 64GBストレージ • 16MP f/1.7 + 20-MP f/1.7 デュアルリアカメラ・16 MP f/2.0 フロントカメラ・USB 2.0 Type-Cポート・3.5mmオーディオジャック・3,300mAhバッテリー • デュアルSIM・microSDスロット、ワイヤレス充電機能は未搭載



Image: Sam Rutherford/Gizmodo US

Sam Rutherford - Gizmodo US[原文
(西谷茂チャード)

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