ドローンとAIに頼れば、何でもできそうな気がする今日このごろ。
地図アプリ、何使っていますか? 私は「Google Maps」ですが、iPhoneユーザーでもほとんどの人がそうでしょうね。Apple純正の地図アプリ「マップ」をメイン使いしているという人は少数派でしょう、そうでしょう。しかし、Appleはそれをなんとかしたいのです。Googleとの間にできてしまった地図の差、これを埋めたいのです。その策としてあるのが、どうやらドローン。
ネタ元のBloombergが、とある筋から得た情報として報道したところによりますと、Appleは従来のミニバンによるデータ収集より速いとして、ドローンを使ったマッピング作戦を考えているといいます。陸路よりも空路のほうが、正確かつ効率がいいというわけ。また、ドローンだと標識や工事情報などもキャッチしやすいという利点もあるといいます。
Appleのマップがローンチしたのは2012年のこと。当時は、そのメチャクチャっぷりがネタにされていましたね。その後、ティム・クックCEOがプロダクト担当だったScott Forstall氏を解雇し、改善につとめ、いまではやっと乗り換え案内機能が追加されたものの、まだまだGoogle Mapsには及びません。
頑な純正地図アプリユーザーは、地図が向上されるなら何でもいいからやってくれと言いたいところでしょう。しかし、この案、実現は難しいのでは…。なんせ都市部でのドローン飛行は制約が多いですもの。Bloombergが見たという書類によれば、Appleはすでに連邦航空局から、データ、写真、動画を取得するためのドローン飛行許可を得ているといいますが、もちろん条件付き。
飛行は免許のあるパイロットの目の届く範囲で日中のみ。さらに、人や建物の上は飛べないという条件もあるそうで、かなり難しい状況と言えるでしょう。
人類みんながAppleのマップユーザーならば、「好きに飛ばしていいから、ちゃっちゃと改善してくれ」と言うのでしょうけれどねぇ…。
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source: Bloomberg
William Turton - Gizmodo US[原文]
(そうこ)