テクノロジーは大きく発展した。でも紙の本はまだ死なない

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テクノロジーは大きく発展した。でも紙の本はまだ死なない

「まだ」生きてます。

。本というと、まだほとんどの人は「紙の本」を想像しますよね。電子書籍の場合は、「電子書籍」とか「Kindle本」とか、一言付け加える人が多いように感じます。

私はKindleを購入してから、本を買うとなればほとんど電子書籍、読みたいタイトルが紙の本オンリーの場合はKindle化されるまで待つ派になりました。自分がこういうタイプなので、テクノロジーの進化によって紙の本がなくなるのも時間の問題と考えていますが、どうやらまだまだその時はやってこないようで…。

ピュー研究所の最新の調査によれば、2012年から電子書籍を読んでいる人の割合は変わらないというのです。

1,520人を対象に電話で行なわれた調査では、紙/デジタル問わず読書をしたのは74%。2012年の調査では73%だったので、読書人口は変わらない状態。その中で電子書籍を読んだという人は28%。2012の23%と比べると伸びてはいるものの、期待したような大きな変化ではありません。ちなみに、オーディオブックは14%でした。また、特に電子書籍を読むと回答した人はたったの6%。電子書籍で米国に大きく出遅れている感のある日本なので、同じ調査を日本で行なえば、そのパーセンテージはもっと紙の本によっていくかもしれません。

インターネットの台頭で、テクノロジーの進化で本は死んだと言うあなた、まだ死んでいません。それどころか、多くの人は依然として紙の本を好む状態にあるのです。つまり、電子書籍リーダー&タブレット市場が、読書のツールという点でユーザーを惹き付けるには、まだまだ道は長いということ(ポジティブにいえば伸びしろがあるとも…)。

そうか、そうなのか。電子書籍一択の私ですが、そりゃ一朝一夕で紙の本がなくなるとは思っていませんよ。ただ、電子書籍の割合が思ったほどの伸びていないことには、ちょっとビックリしました。そうか、そうなのか。

source: Pew Research Center via New York Times

Eve Peyser - Gizmodo US[原文

(そうこ)