水道設備や綺麗な水は、世界中どこにでもあるものじゃありません。
だからこそ、このポータブルシャワー「Hotaru」はすごいんです。コンパクトで持ち運び自由、同じ水を何回も繰り返し使えます。

Hotaruは、2016年のSXSW(サウス・バイ・サウスウエスト)に登場した日本発のプロダクト。コンセプトは生き物にとってなくてはならない水を大切にしつつ、水道のないところでも生活できる水の自由を得ること。
Hotaruは持ち運びできるだけじゃなく、たったの5ガロン(約19リットル)の水で3人家族がそれぞれ5分ずつ2週間毎日シャワーを浴びられます。通常3人家族で2週間シャワーを利用すると840リットルの水を使用するので、エコ視点からも優秀ですよね。

「ん? 同じ水って、ちょっと抵抗あるかも…」とご心配かもしれませんが、水を受け止めるタンク部分にちゃんと浄化システムとフィルターがついているので、使用時には綺麗な水が使えるようになっています。そして、最終的に水の交換が必要になったときには通知されるので安心。
移動する際はホロの部分、シャワーヘッドなどすべて下の白いタンク部分に収納できるようデザインされているのでどこにでも持ち運べるし、コンパクトなので使用しないときにも邪魔になりません。
Hoaruは現在、Forbesでリッチな日本人50にもランクインしたガンホー・オンライン・エンターテイメント会長の孫泰蔵氏からエンジェル資金を得て開発中。2017年に3,000ドル(約34万円)程度での販売を目標にしているようです。
シャワーを浴びるときなんかにあまり水を使わないように気をつけなきゃと、水の大切さを再確認しますね。
source: Hotaru、TechCrunch
Bryan Lufkin - Gizmodo US[原文]
(junjun)