発電用の風力タービンを活用して、2015年に42%の発電を成功したのは、北欧のデンマーク。
Energinetの発表によれば、世界最高記録の数値となったようです。ただデンマークは2014年にも39%の風力発電を実現していたので、2年連続トップを独走しながら世界記録を更新していることになります。
ところがその成功の大きな要因はといえば、国家的な特別な努力というよりも、今回は自然の力が大きかったようです。なぜなら2015年はデンマークにとって特に風の強い1年だったのだとか。
いずれにしてもデンマークにおける風力エネルギー発電は、2008年から毎年、右肩上がりの状態だというのだから、うまく天然資源を活用していることがわかります。
さらに2020年には、50%以上のエネルギー消費を風力による発電で賄うことを目指しているデンマーク。今のところ順調にその道のりを歩んでいるようで、特に昨年の7月には国内の需要を上回る、140%ほどのエネルギー生成に成功したというほど。
日本をはじめとする世界中の国々にとって、デンマークから学ぶことは多くありそうです。
image by radoma/Shutterstock
source: Energinet
Bryan Lufkin - Gizmodo US[原文]
(Rina Fukazu)