どこでもプカプカできる。家庭用フローティング・タンクが登場

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    どこでもプカプカできる。家庭用フローティング・タンクが登場

    どこでも、プカプカリラックス。

    「Zen Float Tent」は自宅に置いておけるように開発されたフローティング・タンクです。フローティング・タンク(またはアイソレーション・タンク)というのは人間の視覚と聴覚、温度の感覚、重力の感覚を遮断する目的で、イルカやLSDの研究で知られているジョン・C・リリー博士により考案されました。

    人が余裕で入れるカプセルのような空間に水を張り、エプソムソルトと呼ばれる水に溶けやすい塩を大量に入れることで、死海のようにプカプカと浮かぶことができます。真っ暗な中でただ浮いているだけなのですが、夢と現実の狭間で揺れ動いているような感覚になり、現在では世界中で心理療法や温泉のようにリラックスする目的で使用されることが多いようですよ。

    140501_floatingtank2.jpg

    一般的なフローティング・タンクを設置する費用は100万から300万円が必要で、安くても45万以上するそうです。また一回のセッションで約70ドル(約7,150円)程度するため、週に一回入るとしても高いですよね。

    そこで安価かつ簡単に設置できるものを制作することで、より多くの人に体験してもらえるようにZen Float Tentが開発されました。

    140501_floatingtank3.jpg

    まずステンレスのポールを使って、ピラミッド状にテントのように組み立てます。そして2重の防水製のキャンバスで覆って光を遮断します。またクリーニング用のポンプも付いているので、入るたびに洗浄できるようになっていますよ。

    現在Kickstarterでクラウドファンディングを行っており、現在限定で1,600ドル(約16万3,700円)以上支援すれば自宅でフローティング・タンクを体験できます(塩は別売りだそうです)。記事執筆している時点で残り30個ぐらいなのでお早めに。

    フローティング・タンク自体は日本でも岡山のHIKARI CLINICや東京池袋のSel Flotteと白金のフロートセンターなど各地で体験できるようなので、気になった人は是非体験してみましょう。

    毎日の喧騒や仕事のストレスに疲れて家に帰ったら、部屋を暗くしてアンビエント音楽をかけて、フローティング・タンクに浮かぶ。そんな生活も素敵です。

    source: Zen Float Tent via Gizmag

    (徳永智大)