俺普段はiPhoneを使ってるんですけど、「コイツ...やるじゃん...。」って感じに仕上がっているのが正直なところ。
8月にNTTドコモから発売予定のソニーモバイルコミュニケーションズ製Androidスマートフォン「Xperia SX SO-05D」。超高速通信Xi対応で、ちっちゃ軽くてカラーも可愛いし、機能も本当にてんこ盛りなんです。
今回はそんな発売前のSXの実機を借りることができたのでレビューをお届けしたいと思います。それでは項目別に見ていきましょう。
どんなものなの?
「とにかくすげぇ軽い全部入りスマホ」95gのXperia SXは現時点でどのXi対応スマートフォンよりも小さくて軽いんだそうですよ。そして「おサイフケータイ」「ワンセグ」「赤外線」の全部が搭載されているゴージャスマシン。これらの機能の搭載を心待ちにしていた方も多いのではないでしょうか!デザインとカラーバリエーション
「ちっちゃ!」まぁまずは見た目から。いいですよね、握りやすいし。そして何と言っても小さいし、軽いんです。ホントこれに尽きます。カラーバリエーションも豊富で、黒、白、ピンク、オレンジの4色で展開されています。個人的には白か黒が良いなって思うけど、ピンクは女の子が持つのにいいんじゃないかな。でも質感がちょっとだけ玩具っぽいんですよね...。
個人的にちょっぴり気になった点は本体正面には物理ボタンがついてないこと。下でも書きますが、ホームボタンなんかも画面に表示されるようになっていて、見た目はすっきりしてて素敵なんですけど、初見じゃ少々わかりにくいかもしれませんね。慣れれば関係なさそうですけど。
ディスプレイ
「画面サイズはiPhoneよりデカイ! でもUIのせいで狭く感じる」ボディは小さいんですけど、なんと! 画面サイズ的にはiPhoneより大きいんです。映りもきれいでいい感じ。約3.7インチ、1677万色表示のQHD(540×960ピクセル)液晶で、この液晶はソニーが従来から「Reality Display」と呼んでいる高精細・高輝度タイプのものなんだそうです。
実際に、写真や文字の細部までハッキリ見えましたよ。
気になる点は、ディスプレイがせっかく大きいのにホームボタンがディスプレイに表示されるタイプなので画面が大きく感じないことですかね。意味ないじゃないもったいない! と思わず叫んでしまいました。心のなかでですけど。
操作感
「ヌルヌル」他のAndroidスマホと比べて操作感がかなりいいと思います。iPhoneと比べても違和感あまりなく、レスポンスも良くて、いいじゃないコレって感じましたよ。
バッテリー
「スペア必要」標準でのバッテリー容量は1500mAhと小型ボディのわりに大きめ。でもXiはバッテリーの消費が激しいですよね。メールして電話して...写真撮ってソーシャルに投げて...ワンセグ観て...ってなるとやっぱスペアのバッテリーは用意しておいた方がいい感じですね。
Xperia SX の好きな部分まとめ
「何度も言うけど小さい! 軽い! なんでも出来る!」小さいことと軽いこと、その割に握りやすい。あと、個人的にはあまり必要ない機能なんですが、やはり「おサイフケータイ」「ワンセグ」「赤外線」。これらの機能に魅力を感じる人も多いのではないでしょうか。俺もワンセグに関しては震災以降あったほういいかも、ってちょっと思うようになりましたね。
それにしても小さいボディにこれだけ詰め込まれてるのはホント凄いと思います。
Xperia SX の好きじゃないところまとめ
「画面の広さを活かしきれてないUI」ディスプレイの項目でも書いたように、大きいのにあまり大きく感じない画面がちょっと残念ですね。あとはバッテリーが少々不安かな。ちなみに防水じゃないらしいので、それもちょっとだけ残念。
買いなの?
「買いかなー」冒頭でも述べたとおり俺はiPhone信者で、Android端末は全部「iPhoneっぽい形のガラケー」だと思ってて(もちろんイイ意味でね)、そのガラケー感を突き詰めて欲しいなぁって感じていました。今回のこのXperia SXはまさにそんな感じ。「日本のトラディショナルなケータイ機能全部入り」で突き抜けてるとこに大和魂を感じるでござる。
ガラケーからスマホにしたいけど、赤外線とかおサイフケータイとかが搭載されていないの多いしなぁ、とスマホになかなか変えられない人にはピッタリなんじゃないでしょうか。デザインも可愛くコンパクトだし、女性受け良さそう。
スペック
スペックは以下の通りです。
OS:Google Android 4.0
メモリ:RAM 1GB、ROM 8GB
メインカメラ:有効画素数約810万画素 裏面照射型CMOSセンサー、フロントカメラ付き
バッテリー容量:1500mAh
CPUコア数:デュアルコア
ディスプレイ:960×540 3.7 インチ TFT液晶
幅×高さ×厚み54×115×9.4 mm
重量:95g
その他:Xi対応、BluetoothBluetooth 3.1、赤外線通信、ワンセグ、おサイフケータイ
これだけの機能が入っていてこの大きさってやっぱり魅力的ですよね。ちなみに発売は8月を予定しているみたいですけど、スマートホンラウンジに行くと実機を触ることができるそうなので、気になる方は行ってみてもいいかもしれませんねー。
(西條鉄太郎)